各種申請の承認フローを通常の1段階ではなく、2段階設定にして2人承認を必要とすることができます。
有給休暇の申請は通常の1段階のままで、タイムシート申請だけ2段階承認にすることも可能です。
特定の特別休暇申請を2段階承認で運用することも可能です。
[承認後のキャンセル申請]
承認後に従業員がキャンセル申請した場合の承認は2段階承認ではなく、通常の1段階承認でキャンセル完了します。
この機能を使用する場合は、以下の手順で行ってください。
特定従業員に2段階承認適用の場合
特別休暇に2段階承認を設定する場合
[従業員種類設定について]
承認パターンの設定
特別休暇以外の各種申請を2段階承認にする場合に設定します。
※特別休暇申請は別画面で設定します。「特別休暇に2段階承認を設定する場合」を参照してください。
① 管理者機能[承認申請の管理]をクリックします。
②「勤怠申請関連]―[承認パターン]をクリックします。
③「新規追加」をクリックします。
④ パターン名等を入力します。
⑤ 特別休暇以外の各種申請の中から、2段階承認を適用させる申請を選択し、「2段承認(上長+上長の上長)」を指定します。
事前に「承認グループ」を作成済みの場合は、「2段承認(上長+上長の上長)」または「2段承認(上長+承認グループ)」のいずれかを指定します。
(上図例)タイムシート申請を「2段承認(上長+上長の上長)」で設定する。
※承認グループの設定方法は「承認グループの設定と適用」の「承認グループの設定」を参照してください。
⑥〈保存〉をクリックします。
⑦ ⑤で指定した2段階承認が反映されました。「一覧に戻る」をクリックします。
⑧ 一覧ではパターン名と備考を確認できます。
従業員種類に2段階承認を適用
次に「承認パターンの設定」で作成した2段階承認パターンを対象の従業員種類に適用します。
※特定の従業員だけに適用させたい場合は、「特定従業員に2段階承認適用の場合」を参照してください。
① 管理者機能[従業員種類の設定]をクリックします。
②「人事」をクリックします。
③ 2段階承認パターンを適用したい従業員種類名をクリックします。
④「編集」をクリックします。
⑤「承認関連の設定」の『承認パターン』欄で、2段階承認パターン名を選択します。
(上図例)前項「承認パターンの設定」で作成した「2段階承認(タイムシート)」を指定する。
⑥〈保存〉をクリックします。
⑦ ⑤で指定した2段階承認パターンが反映されました。
特定従業員に2段階承認適用の場合
特定従業員種類の従業員全員ではなく、特定の従業員だけに2段階承認を適用させる場合は以下の手順で行います。
適用させた従業員種類の中で、特定の従業員だけ除外することも可能です。
特別休暇申請は特定の従業員だけに2段階承認を適用(または除外)することはできません。
① 2段階承認設定にしたい従業員を社員番号や氏名等で検索します。
②[基本設定]―[雇用・人事関連]―[部署と承認設定]をクリックします。
③「編集」をクリックします。
④「承認パターン」欄で、2段階承認パターン名を選択します。
(上図例)前項「承認パターンの設定」で作成した「2段階承認(タイムシート)」を指定する。
⑤〈保存〉をクリックします。
⑥ ④で指定した2段階承認パターンが反映されました。
[適用後に特定の従業員だけ除外する場合]
④で「承認パターン」欄から、『標準(1段階のみ)』を選択してください。
特別休暇に2段階承認を設定する場合
特別休暇の申請は各特別休暇の作成(編集)画面で承認方法を設定します。
標準設定は1段階承認です。2段階承認にする場合は設定変更が必要です。
2段階承認に変更した場合は、特定の従業員種類に限定しない限り全従業員に適用されます。
特定の従業員だけに2段階承認を適用または適用除外はできません。
① 管理者機能[会社の設定]をクリックします。
②[休暇関連]―[特別休暇]をクリックします。
③ 2段階承認設定に変更する特別休暇名をクリックします。
④「承認方法」は標準の『1段承認(上長のみ)』です。「編集」をクリックします。
⑤「承認方法」欄で「2段承認(上長+上長の上長)」を指定します。
事前に「承認グループ」を作成済みの場合は、「2段承認(上長+上長の上長)」または「2段承認(上長+承認グループ)」のいずれかを指定します。
<2段承認(上長+承認グループ)を選択時の画面>
下段に「2段承認グループ」欄が表示されます。
ここで2段階目の承認を行う承認グループを指定します。そのグループの誰か1人の承認を必要とします。
※承認グループの設定方法は「承認グループの設定と適用」の「承認グループの設定」を参照してください。
⑥〈保存〉をクリックします。
⑦ ⑤で指定した2段階承認が反映されました。「一覧に戻る」をクリックします。
⑧ 一覧画面でも指定した特別休暇が2段階承認に設定されたことを確認できます。
[従業員種類設定について]
設定画面下段に従業員種類を限定する箇所があります。
ここで今までの設定から変更(指定なし→特定の従業員種類に限定等)することは可能ですが、今までと使用できる従業員種類が変わるため注意が必要です。
(上図例)今まで従業員種類限定のチェックなしで使用していたが、特定の従業員種類にチェックを入れる。
チェックを入れた従業員種類「ABC」の従業員は、この特別休暇を2段階承認で使用します。
今まで使用できた他の従業員種類の従業員はこの特別休暇を使用できなくなります。
他の従業員種類は1段階承認でこの特別休暇を使用したい場合、別途新たな名称で作成する必要があります。
レポート画面で表示(出力)される名称も別になるため、管理が複雑になります。
この従業員種類設定を現在の設定から変更したい場合は、弊社サポートまでご相談ください。
承認依頼メール
1段階目の承認者(従業員の上長)が承認すると、次の2段階目の承認者へ承認依頼メールが送信されます。
承認依頼メールの内容は両承認者とも同じです。
従業員:申請後
■承認完了前の申請キャンセル
1段階目の承認者が未承認または承認後まで「承認申請中」状態が表示されます。
従業員が「キャンセル」をクリックして確認画面から「はい」をクリックすると、その申請は削除されます。
■承認完了後の申請キャンセル
2段階目の承認者まで承認済みのため、「承認済」状態が表示されます。
従業員が「キャンセル」をクリックして確認画面から「はい」をクリックします。1段階目の承認者がキャンセル申請を承認した時点でキャンセルが完了します。2段階目の承認者のキャンセル承認を必要としません。
■再申請
1段階目の承認者が承認済みの時点で従業員が「再申請」をクリックした場合、2段階目の承認者ではなく1段階目の承認者へ再度承認(キャンセル申請の場合はキャンセル申請の承認)申請依頼通知が送信されます。
2段階目の承認者へは送信されません。
1段階目の承認者の再承認が発生します。承認後に2段階目の承認者が承認することになります。
従業員:承認段階設定が異なる申請の同時申請
従業員が1段階承認と2段階承認の申請を同時に申請した場合、別々の承認依頼にはなりません。
組み合わせによって承認段階が異なります。
●特別休暇と「承認申請の管理>勤怠申請関連>承認パターン」の『休暇関連の申請』の組み合わせ
『休暇関連の申請』で設定した承認段階で行われます。
(例1)「休暇関連の申請」の「有給休暇」を1段階承認、特別休暇の「結婚休暇」を2段階承認の場合、1段階承認になります。
(例2)「休暇関連の申請」の「有給休暇」を2段階承認、特別休暇の「ボランティア休暇」を1段階承認の場合、2段階承認になります。
●「承認申請の管理>勤怠申請関連>承認パターン」の『休暇関連の申請』内の組み合わせ
2段階承認になります。
(例)「休暇関連の申請」の「有給休暇」を1段階承認、無給休暇を2段階承認の場合、2段階承認です。
<注意点>
2段階目の承認者の承認箇所について
2段階目の承認者には、ホーム画面の「お知らせ」欄に承認依頼は表示されません。
「上長機能>承認管理」や承認依頼通知メールから承認してください。
1段階目の承認者が変更の場合
申請と承認者は紐づいています。
承認完了後に1段階目の承認者が変更になった場合、従業員がキャンセルの申請をしても新しい1段階目の承認者には届きません。変更前の1段階目の承認者に届きます。
そのため、承認した変更前の1段階目の承認者が在籍している場合は、その従業員がキャンセル申請を承認してください。
もしその従業員がすでに退職している場合は、管理者権限をお持ちの方が代理でキャンセルを承認してください。
このマニュアルの英語版はこちらです。
Setting and applying 2-level approvals
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