2021年6月15日に算定機能がリリースされました。
これに伴い、「レポート」内にあった『社会保険・雇用保険手続関連』が、「社会保険」メニューへ移動しました。
※今後は「レポート」内の『社会保険・雇用保険手続関連』表示されません。
今までは算定基礎届(正式名:被保険者報酬月額算定基礎届)の提出に関する計算がWorkcloudで出来ませんでしたが、計算機能を追加し提出するCSVデータを出力できるようになりました。
算定管理機能を使用する際の基本的な流れはこちらを参照してください。
「算定の流れ」
https://workcloud.zendesk.com/hc/ja/articles/4403214918285
今回の変更点や新規追加画面の概要
会社の社会保険関連の設定
①「会社の設定」をクリックします。
②[給与関連]ー[社会保険]をクリックします。
従来
従来は、社会保険・健康保険の事業所番号及び健康保険用の整理記号を既定値として取り扱っていました。または形式はある程度自由に設定ができました。
今回のリリース
健康保険用の整理記号がなくなりました。すべての整理記号が厚生年金用の整理記号に統一されました。
今回の算定機能では電子申請用のCSVファイルの出力ができるようになりました。
CSVの出力のために事業所番号及び事業所整理記号の形式が厳しく制限されているため、その設定の際に形式がチェックされます。
厚生年金の設定
健康保険の設定
今後は健康保険用の事業所番号のみ設定できます。厚生年金用の事業番号と異なる場合のみに設定してください。
算定の出力画面では、それぞれの形式が正しくない場合、次のような警告が表示されます。
管理者機能メニューの社会保険項目
従来
「レポート」画面から、算定基礎届のPDF出力、労働保険年度更新、給与明細区分レポートがアクセスできました。
今回のリリース
管理者機能に「社会保険」の項目が加わりました。
こちらに社会保険管理関連の機能をまとめました。
※従来、レポート内にあった「社会保険・雇用保険手続関連」をこちらに移動した形です。
社会保険報酬調整
遡求項目の管理が今回の算定管理のために新しくできた機能です。
「算定月変の追加報酬」は従来の「現物支給」の設定の新規一括機能です。
算定管理の機能
算定関連の機能が増えました。
労働保険管理
労働保険の年度更新関連の機能が一覧画面からこの社会保険機能の中に移動しました。
基本操作は変更ありません。
従業員の月額報酬の管理画面
従来
従来は月額報酬が社会保険設定の中でした。
社会保険の月額標準報酬
今回のリリース
月額報酬の設定などは新しく月額報酬管理ページができました。
現物支給の項目の管理画面
従来
同じ社会保険の設定の中にありました。また、3種類の現物支給を同画面に設定する必要がありました。
今回のリリース
現物支給の管理が「算定月変の追加報酬」の管理画面に移動しました。また、それぞれの種類を別々に設定ができ、DC拠出金がなくなり、賞与按分金額の設定が加わりまました。
従業員の社会保険管理画面
今回のリリース
上記の新規画面の増加により、この画面の内容が減りました。
主に雇用条件に伴う社保関連の設定及び従業員マスター設定だけに限定しました。
算定基礎届の作成対象者として抽出する際に、今後「社会保険加入日」は必須箇所となります。
※社会保険加入日が不明の際は、入社日を登録してください。
新たな設定が加わりました:
・社会保険用氏名(本人の正式名と異なる場合)
・社会保険用氏名のよみがな(本人の正式名と異なる場合)
・社会保険の被保険者区分(算定・月変用)
その他の従業員の新規画面
算定・月変の遡及支給項目
該当月の金額を調整したい場合や、遡及金額があり修正平均を算出したい場合に登録します。
算定管理画面
従業員個別の算定関連の設定・計算等の画面です。
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